富士見町だより vol.24
2021/03/11
昨日今日と昼間の気温は15度近くまで暖かくなり、野にはフキノトウが芽吹き始めました。ちょっと前までは土は凍結していてスコップさえ刺さらなかったのに、あっという間に春の訪れを実感しました。こんなに季節の変化を感じ、春の訪れを心待ちにしているのは、田舎に移住した結果ならではなのでしょうか。フキノトウは早速収穫して天ぷらにして頂きましたが、美味なのはもちろんのこと、なんとも言えず笑みがこぼれてしまいました。
私事ですが、ちょうど1年前の4月に埼玉県から富士見町に移住してきて、初めての冬を経験し、これで富士見町の四季を感じたわけですが、やはり人生の大転換点として、必死であった1年間であったため、あっという間だったという一言に尽きてしまい、各々の時期を思い出すのにちょっと考えてしまう、そんな1年間でした。細かいことを言い出せばいろいろあったのですが、今ある現実を直視した時、率直にただ「よく頑張った」と自分を少し褒めてあげたい、そんな気がしています。
都会の生活とは違い、四季の移り変わりを日々目にし、農作物を収穫し、冬に備え薪をつくったりすることは、昔からあった人の生活に少しは近づけた気がしていて、それが移住を選択した自分の中でのちょっとした充実感でもあります。また1年、頑張りたいと思います。
※芽生えたフキノトウ